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国家知識産権局の2021年度報告

2022年6月、国家知識産権局は2021年の年度報告を公布し、2021年一年間の業務状況を報告しました。今月のニュースレターは、国家知識産権局の2021年度報告に基づいて、去年の中国の専利出願と審査状況をお届けします。

(一)専利出願

2021年、中国の発明専利出願量は158.6万件で、前年比5.9%増加しました。その中、国内発明専利出願は142.8万件で、総量の

90.0%を占め、前年比6.2%増加しました。中国への外国出願は15.8万件で、総量の10%を占め、前年比3.6%増加しました。2021年、中国の実用新案専利出願量は285.2万件で、前年比2.5%減少しました。中国の意匠出願量は80.6万件で、前年比4.6%増加しました。

(二)専利審査                                                                                                   2021年、審査終了した発明専利は126.6万件です。受理した優先審査案件は、三つの種類の専利案件を合わせて7.7万件で、その中、発明専利は7.4万件で、前年比31.5%増加しました。

審査段階の周期管理を強化し、高価値専利の審査を優先し、継続して専利審査の品質向上と効率アップを実行しました。

上記グラフは発明専利審査周期で、高価値発明専利審査周期は13.3ヶ月まで短縮され、発明専利平均審査周期は18.5ヶ月まで短縮されました。

(三)専利授権

2021年、授権した発明専利は69.6万件で、前年比31.3%増加し、その中、国内発明専利の授権量は58.6万件で、総量の84.2%を占めました。中国への外国発明専利の授権量は11.0万件で、前年比23.0 増加しました。

2021年、授権した実用新案専利は312.0万件で、前年比31.2%増加し、授権した意匠専利は78.6万件で、前年比7.3%増加しました。

(四)PCT国際専利出願

2021年、PCTルートで提出した国際専利出願は7.3万件受理し、前年比1.5%増加しました。その中、6.8万件は国内出願人から提出され、前年比2.1%増加しました。

2021年、国内段階に移行したPCT出願は10.7万件で、前年比6.3%増加し、その中、発明専利出願は10.6万件で、実用新案専利出願は916件です。

(五)専利復審と無効審判

2021年、受理した専利復審請求案件は7.6万件で、前年比39.2%増加し、結案した案件は5.4万件で、前年比12.4%増加しました。復審請求の結案周期は平均16.4ヶ月です。審結した発明専利の復審案件の中で、「拒絶査定の取り消し」①で結案した案件が47.2%を占め、「拒絶査定の維持」又はその他の方式②で結案した案件が52.8%を占めます。 2021年、受理した専利無効審判請求案件は7628件で、前年比23.5%増加し、結案した案件は7065件で、前年比1.1%減少しました。専利無効審判請求の結案周期は平均5.8ヶ月です。審結した発明専利の無効審判案件の中、全部無効の結論が24.7%を占め、一部無効の結論が15.0%を占め、専利権維持の結論が60.4%を占めました。審結した実用新案専利の無効審判案件の中で、全部無効の結論が42.0%を占め、一部無効の結論が17.8%を占め、専利権維持の結論が40.2%を占めました。審結した意匠専利無効審判案件の中で、全部無効の結論が49.9%を占め、一部無効の結論が0.9%を占め、専利権維持の結論が49.1%を占めました。

(六)行政訴訟                                                                                                    

2021年、専利復審と無効審判案件審理機関が下ろした行政決定に不服して人民法院に行政訴訟を提出した案件は1442件で、専利復審と無効審判案件の行政訴訟提出率は2.4%です。